『「なんとかなる」で済まないオーナー企業の事業承継２』ヒューマンネットワーク・メールマガジン(通号400号)

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　　ヒューマンネットワーク・メールマガジン 400号

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　誠に有難うございます。
　
　2007年10月に当メルマガを開始して、
　お蔭さまで400号を迎えることができました。
　支えてくださった皆様に厚く御礼を申し上げます。
　
　
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　■ 経営に役立つ書籍より　
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　□■　創業家のリスクマネジメント１７　■□
　
　※弊社代表と福崎弁護士の共著
　『創業家のリスクマネジメント』
　（幻冬舎刊）より抜粋して掲載します。
　
　
　■　「なんとかなる」で済まないオーナー企業の事業承継２　■
　
　前回、事業承継の対策を
　「何とかなるだろう」と、
　高をくくっている、
　若しくは「後回しにしがち」
　ということを書きました。

　ここで強調しておきたいのは、
　「事業承継対策をなにもしなければ、
　多くの場合、残された家族や社員が
　深刻なトラブルに巻き込まれる」
　という事実です。

　そういうと、
　「いや、うちは家族の仲がいいし、
　役員、社員も私の言うことを
　ちゃんと聞いている。
　うちに限っては、トラブルや
　お家騒動など起こるわけない」
　と、おっしゃる方もいます。

　しかし残念ながら、私の経験上、
　何も対策をしなかったのに
　なんとかうまく承継できた
　というオーナー企業は、
　１００社のうち２,３社で、
　たまたま運が良かった会社だけです。

　そんな例外のケースを除き、
　大多数の家族や会社が
　トラブルに巻き込まれています。

　家族の仲がいいとか、
　社員の結束が固いというのは、
　社長が生きている間のことで、
　亡くなってしまえば状況は変わるのです。

　有効な対策をしておかなければ、
　「なんとかなる」
　ことは決してない、
　といっても過言ではありません。

　とはいえ対策をしておけば必ず、
　トラブルが防げるわけではありません。
　その対策が不適切であれば、
　効果がないばかりか、
　かえってトラブルを招くことにも
　なりかねません。

　対策をしていたにもかかわらず、
　それが有効でなかったために
　トラブルになってしまった企業の事例を
　何社も見てきました。

　あなたの会社やあなたの家族にも
　トラブルに巻き込まれる可能性は、
　限りなく高いということを、
　改めてご留意ください。
　
　　
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